徳島・銀座商店街で米製「クリスマス列車」運行-地域のシンボルに

「雨が振ると出し入れが大変だが、みんなが喜んでくれるので続けている」と堀江さん

「雨が振ると出し入れが大変だが、みんなが喜んでくれるので続けている」と堀江さん

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 徳島・銀座商店街のレディスファッション店「ジュネファッション」(徳島市銀座、TEL 088-623-5717)の店頭で11月17日、「クリスマスサンタ号」の運行が始まった。

道行く人を魅了するクリスマスサンタ号

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 銀座商店街に店を構えて約27年目を迎える同店。列車を運行し始めたのは8年ほど前。当時、アトランタで勤務していた店主の堀江良忠さんの長男がお土産として購入したのがきっかけで運行を開始。当初は店内に設置していたが、多くの子どもたちの目に触れるよう店頭ディスプレーに切り替え、毎年商店街のクリスマスムードを盛り上げている。

 列車は、シルバーボディーの先頭車両、石炭車両、トナカイとサンタが乗る車両、客車、小人が乗る車両など5両編成。現在、小人車両は故障中で4両編成で運行している。駅舎からは6パターンのBGMが流れる機能も。

 今年は例年より1週間ほど早めに運行を開始。開店後すぐに敷設作業を行い、19時30分ごろに終電を迎える。毎年レール下に敷いていた茶色のブロックを今年は設置せず、車両の安全を確保するなど工夫を施した。

 子どもたちが列車を触り、誤って落とし壊れてしまった時は、「ふれあい健康館」(徳島市沖浜東)で月1回開院される「おもちゃの病院」で「治療」してもらうという。

 堀江さんは「常に列車を走らせてはないないので、走らせているところを見たい人は気軽に声を掛けてほしい」と呼び掛ける。「毎年、この時期になると町行く人たちからが『今年も運行するの?』と聞かれるのはうれしい。最近、近隣でも店頭のディスプレーに力を入れる店も少なくなり寂しくなった。道行くお客さんや子どもたちが喜んでくれれば」と笑顔を見せる。

 運行は12月25日まで。

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