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徳島の阿波尾鶏を「Xマスチキン」に-ショーネルサンダースが繁華街の名物に

「子どもたちの夢を壊さないように」と、装いにも気を使う庄野さん

「子どもたちの夢を壊さないように」と、装いにも気を使う庄野さん

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 徳島・仲之町の骨付き阿波尾鶏「一鴻 徳島本店」(徳島市仲之町1)が12月23日~25日、店頭でクリスマスチキンを販売している。

骨付き阿波尾鶏のひな鶏

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 3年目を迎える店頭販売。それまで、店内で予約販売していたが、数年前に同エリアにあった「ケンタッキーフライドチキン」が閉店。街中ににぎわいを出すことを目的に、3年前から同店が入るビル1階で販売を始めた。

 販売を担当するのは、同店やドイツバル「アラカルテ」(両国橋)を経営する食人(新町橋2)の庄野社長。「カーネルサンダース」と庄野(しょうの)を文字った「ショーネルサンダース」と名乗り、連日自ら店頭に立つ。デニムシャツにブラウン系のツイードジャケット、赤いニットに水玉模様のちょうネクタイのいでたちで客を迎え、クリスマスムードを盛り上げる。

 昨年は、初年度の倍となる500個を販売。今年も昨年と同数を用意する。販売するのは、同店の主力商品である阿波尾鶏の「骨付き阿波尾鶏(=通称ひな)」と「骨付きおや」の2種類。テークアウト特別価格として「骨付き阿波尾鶏」を1,080円で販売。ひな鶏が全体の約9割を占め人気だという。

 同県畜産研究所で10年間、改良を重ねた高品質肉養鶏を指し、同県の特産品として認知されている「阿波尾鶏」。同店では、秘伝の野菜、スパイス、調味料など17種で味付けをし、企業秘密の熟成過程を経て特注の「窯」で焼き上げ提供。姫路店、大阪堂島店でも同様に販売を行う。

 初めて購入に来た客の一人は「販売しているとうわさを聞きつけ初めて来たが、本当に店頭で売っていて驚いた。今夜は家族でゆっくりクリスマスを楽しむ」と笑顔を見せる。

 庄野社長は「この季節、外での販売はとても寒く大変だが、ただチキンを売るだけではなく、夢と希望、愛と勇気も与えられるよう引き続き頑張る」と来店を呼び掛ける。

 販売時間は13時~19時。

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