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徳島のカフェで絵本と音楽のイベント「大人ごっこ」-大学生が企画

スパイクさん(左)、山川さん(中)、福富さん(右)

スパイクさん(左)、山川さん(中)、福富さん(右)

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 徳島・中常三島のカフェ「Lycka(ルッカ)」(徳島市中常三島3、TEL 088-654-2088)で2月15日、絵本と音楽のイベント「大人ごっこ」が開催された。

演奏中の会場の様子

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 徳島大学大学院で学ぶ山川英理さんが主催した同イベント。絵本「つみきのいえ」を題材に、ピアノ弾き語りシンガー・ソングライターの福富弥生さん、バンド「攻め★ダイン」のスパイクさんをゲストに招き、読み聞かせ、音楽ライブなど、90分にわたり3部構成で展開した。

 大学4年生の時から「大人が読む絵本」について研究を続け、軽音楽部ではギターとボーカルを担当してきた山川さん。人に出会い、支え助けられた経験から「人との出会いを待つ側ではなく、作る側になりたい」と、絵本と音楽をきっかけにした同イベントを企画した。

 ライブでは、「同絵本からインスピレーションを受け選曲した」というミスターチルドレンの「僕らの音」をスパイクさんが披露。福富さんは、この日のために書き下ろしたオリジナル曲「つみきの時間」の弾き語りを行い、参加者を魅了した。

 ライブ終了後、ステージで福富さんが「絵本を読んでまず浮かんだのが波の音。感じたままに歌詞とメロディーを作った」と話したことに対して、山川さんが「『つみきのいえ』のイメージソングになったらいいですね」と切り返し、会場の笑いを誘った。

 「大人ごっこ」というタイトルに関して山川さんは「人はいろんな経験をして大人になっていく。なりたい大人像も変わっていく。このことが、まるで大人になり続ける『遊び』をしているように感じたところから名付けた」と話し、「人間は行動をするすてきな生き物だと思う」と締めくくった。

 福富さんのファンという参加者は「実体験からではなく、絵本からイメージし、曲を作ることでアーティストの新たな一面が見られてとてもよかった」と笑顔を見せていた。

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