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「食でとくしまを素敵にする」をテーマに、若者フューチャーセッション

高校生から社会人までが徳島の未来を話し合った

高校生から社会人までが徳島の未来を話し合った

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 徳島・美馬市の「脇町劇場オデオン座」(徳島県美馬市)で11月15日、「とくしま若者フューチャーセッション02」が開催された。

グループごとにアイデアを出し合った

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 「若者がもっと未来に夢を描ける徳島をつくる」をテーマに、本年度から徳島県が主体となって進める同事業。

 当日は、高校生から社会人まで約50人が集まり、同県をすてきにするためのアイデアを考え、その中から特に優れたアイデアを今後の徳島の地域づくりに生かす方策を話し合った。

 進行には、日本国内でも徐々に広がりを見せる、テーマに沿った課題解決と未来創造のために話し合う「フューチャーセッション」を活発に行うプログラムを用意。ファシリテーター進行の下、対話の場づくりを行った。

 「食でとくしまを素敵にする」テーマでは、徳島大学総合学部の玉真之介教授、「サーブ」(徳島市東船場町)社長で「とくしまマルシェ」を運営する金森直人さん、「木元農園」を運営し農業者グループ若士の代表を務める木元彰彦さんなど、食で徳島を盛り上げているゲストスピーカーも参加し話し合った。

 初めはあまり発言できていなかった高校生たちも、時間が進むにつれ自分の意見を伝えるなど、アイデア発表では面白い提案が多数出るなどした。

 「おもっしょいんじょ。地産地消・美と健康のツアー」チームは、県内高校の食物科・農業科の生徒が主体となり農業体験や学生カフェで観光客を受け入れるという高校生ならではのアイデアをプレゼンした。

 川を上流から下りながら食材を集め、集めたもので調理をするツアーの提案をした「阿波食流ツアーズ」チームは、食材収穫から食卓に並ぶまでの過程を体験し、徳島の地域、食材、生産者の魅力を伝えることを目的としたアイデアを発表した。

 参加者による人気投票で1位を獲得したのは「フードツーリズムin徳島」チーム。収穫体験や料理イベントが開催され、農業体験や漁業体験を紹介、生産者と来場者をつなぐ場にもなる、徳島の食にまつわる全てのことを解決してくれるフードミュージアムという施設を提案した。

 ゲストスピーカーの玉さんは「いろんな若者の意見が聞けて収穫の多い1日だった」と振り返る。参加した高校生は「勉強になる一日で楽しかった」と笑顔を見せる。

 次回は、2016年1月31日に牟岐町で開催する予定。

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