徳島市陸上競技場(徳島市南田宮 2)で4月5日、シドニー五輪女子マラソン元日本代表の市橋有里さんの「ランニングイベント」が開催された。
参加者にアドバイスする市橋有里さん(左)と安喰太郎さん(右)
鳴門市出身で、「セビリア世界陸上女子マラソン」「シドニー五輪」などで活躍したマラソンランナー市橋さんを講師に迎え、25歳から50代までの男女約20人が参加した同イベント。参加者らは、ランニングクラブ「ハリアーズ」(東京都渋谷区)代表で、プロランニングコーチの安喰太郎さんの指導の下、ストレッチなどのウォームアップを約1時間行った後、市橋さんとともに競技場内外で30分間のランニングを楽しんだ。
4月20日開催の「とくしまマラソン2014」に合わせ、アディダス(東京都港区)の働き掛けにより実現した同イベント。2月に発売されたランニングシューズ「energy boost」の体感会を兼ね、「走る楽しさ伝える」をコンセプトに、地元企業の笹倉スポーツ(徳島市南田宮)と共催した。
参加者の大半は、「とくしまマラソン2014」への参加を予定。ランニング終了後には、「スポーツドリンクでの水分補給をこまめにすること」「前日は炭水化物をメーンに食事を取ること」など、マラソン中の注意点や前日までの準備について市橋さんがアドバイスした。
イベント終了後、市橋さんは「出身地である徳島でランニング教室が開催できてうれしい。参加された方から積極的に質問を頂き、とくしまマラソンへの出場意欲を感じた。とくしまマラソンのコースは景色も良く、走っていて気持ちのいいコース。徳島の方々の声援も温かいのがいい」と地元大会開催の喜びについて話す。
アディダスの七田佳代さんは「当社の商品を実際に着用して走っていただき、走る楽しさを伝えていきたい。こうした実体験ができるイベントをどんどん開いていきたい」と話す。