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徳島に「AWAODORI PRESS STUDIO」 踊り手・ファンの交流拠点に

猿楽社の南社長(右)とデザイナーの相澤さん(左)。相澤さんが手にしているレセプションで配布されたうちわも相澤さんがデザインしたもの

猿楽社の南社長(右)とデザイナーの相澤さん(左)。相澤さんが手にしているレセプションで配布されたうちわも相澤さんがデザインしたもの

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 徳島の伝統芸能「阿波踊り」の魅力を伝えるグラビア誌「阿波楽」やフリーペーパー「あわだま」を発行する猿楽社(徳島市名東町)が10月2日、踊り手やファンが交流するコミュニケーションスペース「AWAODORI PRESS STUDIO」をオープンした。

白を基調としたシンプルな外観

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 徳島県産の杉を使ったファサードのルーバーは長短の角材を交互に組み合わせ、阿波踊りの二拍子を表現。スタジオ内には同社の出版物をはじめ、阿波踊り関連の資料や県外の阿波踊り大会のパンフレットなどが閲覧できる図書室や動画配信などに利用できる撮影スペースを備えた。

 オープンに先立ち9月30日に開いたレセプションには、同社が海外向けに発行している「AWAODORI PRESS」のグラフィックデザインや同スタジオの建築デザインを手がけた相澤事務所(横浜市中区)の相澤幸彦社長も駆けつけた。「阿波踊りを世界へ発信していきたいという南社長との夢が、やっと形になった」と喜びを語った。

 猿楽社の南和秀社長は「コロナ禍でオンラインが一気に普及したことで、世界中の阿波踊りファンと距離がグッと縮まった。各地で活動する人たちをオンラインでつないで交流会を開くほか、SNSでの情報発信や動画配信などにも一層注力していきたい。このスタジオが新時代の阿波踊りの交流拠点となれるよう、イベントやワークショップなども企画したい」と意気込みを見せる。

 今後、鳴り物講座や浴衣の着付け教室などを開催予定で、日程などはSNSで知らせる。一般も参加できるが、事前予約が必要。

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