徳島の「斎藤酒造場」(徳島市佐古7番町7、TEL 088-652-8340)が7月14日、野菜リキュール「キャロッ娘(こ)」の発売を始めた。
海陽町の海部特別栽培推進協議会が生産する有機栽培の「濃紅(こく)みつキャロット」と、独自の絞り技術を持つ「西地食品」(阿南市新野町、TEL 088-436-2284)と協力し、1次産業の付加価値をつけることを目的に3社で共同開発を行った同商品。
県が農作物の生産・品質管理体制の安心・安全を認定する「とくしま安2制度」の第4号認証を取得する同にんじんは、糖度とカロテンが高く、にんじん特有の臭みが少ないのが特徴という。
同社の斎藤さんは、「健康志向のニーズから、創業75年の酒造メーカーの経験と、日本一の生産量を誇る「春にんじん」の甘みを組み合わせた『野菜リキュール』が作れるのではと思ったのが開発のきっかけ」と話す。
価格は1瓶500ミリリットル入り=1,296円。アルコール度数は8パーセント。今季の生産量は約500本。まずは県内販売を中心に、来年以降は生産量を増やし全国に販路を拡大していく予定。