徳島市の「阿波踊り2014」で8月15日、今年3月に亡くなった元参議院議員の藤巻幸夫さんを追悼する「藤巻連」が結成された。
同連結成を呼び掛けたのは、藤巻さんと県内でプロジェクトを共にし、親交のあった「スペック」(徳島市川内町)。過去、同県内でのトークイベントに参加経験もある藤巻さんを慕う人たちを東京などから招き、オリジナルの「うちわ」や「お面」、「藍染めの手ぬぐい」を身につけ、阿波踊りを披露した。
藤巻さんは、元伊勢丹のカリスマバイヤーで、新しいライフスタイルや日本の地場産業活性化に積極的に活動。政界では、「クールジャパン推進において、デザインやブランディングで日本を元気する」と活動で注目を浴びていた。
東京からは、「トランジットジェネラルオフィス」(東京都港区)の中村貞裕代表、岡田光執行役員、映画「電車男」のプロデューサー川村元気さん、「マッシュビューティーラボ」(東京都渋谷区)の椋林裕貴代表、「ワンダーウォール」(渋谷区千駄ヶ谷)の片山正通さん、などが参加した。
スペックの田中社長は、「偶然にも、今日は藤巻さんの月命日。いつも阿波踊りに行きたいと言ってくれていた」「湿っぽくなく、派手にやろうと思っていた。藤巻さんの意志はスペックが徳島で受け継いでいく」と笑顔を見せる。