徳島市が12月3日、「阿波おどり」を自由に踊る様子を撮影した「阿波おどり動画」の募集を始めた。
2020年の東京五輪開催に向け、「『阿波おどり』を世界へ発信する」ことをテーマにした同プロジェクト。同市では、イメージアップキャラクターで踊りナビゲーター役の「トクシィ」を中心にこれまで、「阿波おどり出張教室」や、徳島ヴォルティス、徳島大学、東京・高円寺などで、前触れなくパフォーマンスを始める「フラッシュモブ」の手法を使った企画などを展開してきた。
今回の企画では、服装や場所に規制を設けず、踊り方の自由度も高め、より多くの人に気軽に踊ってもらうことを目的に、「みんなで踊る阿波おどり」と題し、一般からの動画投稿を集める企画を打ち出した。
同市イメージアップキャラクターの公式ホームページ「トクシィの部屋」で、4分間と2分間の2パターンの「阿波おどりのおはやし」を収録した専用音楽を用意。おはやしに合わせ自由に踊る様子をスマートフォンなどで撮影した動画を投稿する。
専用音楽の冒頭ではトクシィが「Hellow Everybody! Let’s dance 阿波おどり」「踊るハッピー、見るハッピー、同じハッピーなら踊らにゃそんそん」とかけ声から始まり、踊り子の気分を高める工夫や、英語を交えた掛け声で、外国人でも気軽に挑戦できる工夫を凝らす。
期間中に集まった動画は、「どれだけ楽しく踊っているか」を選定基準とし審査した上で、最優秀賞1作品、優秀賞3作品、優良賞5作品を選考。旅行券や同県産特産品を贈呈するほか、受賞を逃した応募の中から抽選で30人に、「特産すだち(箱入り)」を贈呈する。
募集期間は2015年1月31日まで。発表は同3月下旬にホームページ上で公開する予定。このほか、英語版サイトの構築も検討しているという。