徳島の現役ママパパがつくる「フェローシップ77」(徳島市住吉1)が1月18日、子育て情報サイト「こそだてカン」を一般向けに公開した。
幼児から中学生の子どもを持つ子育て中の保護者たちが制作した同サイト。徳島市内の認可保育所や幼稚園、小学校、中学校から児童館、学童保育、子育て支援拠点施設などの施設情報に加え、保護者の悩みに専門家が回答するコンテンツや、発達障害についてなどの情報を提供。1年がかりで情報をそろえた。
同団体は同市在住で、2歳~中学生の子どもを持つ保護者たちが昨年6月、「地域で子どもを育てるあたたかい社会」の構築を目指し設立。サイト運営のほか、「こどもヂカラ応援イベント あそびステーション」なども展開。「ゆび絵の具」「めんこ」など体験型のイベントも実施してきた。
サイト名に関しては、「子育て情報がいっぱいの『館』、子育て情報がいっぱいの『缶』、子育て中いっぱいある『感』動などの意味を込めた」という。徳島市のシンボル「ひょうたん島」をイメージしたキャラクターも制作。名前は公募で決めるという。
専門医が回答する「教えてドクター」や、元教師や元保育士が回答する「いろんなこまったちゃん」、店や活動団体など、その道のプロが回答する「子育てコラム」など、地域の大人が小さな悩みに答えるコーナーも設ける。回答者も随時募集している。
同団体の小橋理事長は「怒られたけど守ってくれた昭和な時代と比べ、今は子育てしにくい社会になっている。子どもが本来持つ力を、地域の大人たちと一緒に育てていきたい」と意気込みを見せる。
今後は同サイトを案内するリーフレットなどを印刷し、関係各所に配布する予定。