徳島のステージイベントに「囲碁界のプリンス」 プロ棋士との対局体験も

ステージでの様子

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 徳島・新町橋東公園で5月5日、ステージイベント「棋士に恋する囲碁」が行われた。企画は「Tokushima IGO Project」。

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 5月3日から3日間、同市中心市街地ボードウォークをメーン会場に7万4000人が来場したアニメの祭典「マチ★アソビvol.14」内のステージイベントとして企画したもの。

 県内での囲碁普及を目的に、大阪府出身で14歳から棋士を務める大橋成哉七段と、東京都出身で「囲碁界のプリンス」の異名を持つ小松大樹二段の2人を招き、囲碁の楽しみ方や、アニメの話題も交えた解説・トークに、会場は盛り上がりを見せた。

 ボードウォークでは4日から2日間、「囲碁ブース」を展開。無料体験できるコーナーや、オシャレ囲碁グッズの販売などを行い、多くの来場者が棋士と1組10分の対局を楽しんだ。

 現在、日本棋院に所属するプロ棋士は全国に約400人。棋士がいないのは滋賀県と同県のみ。「プロが指導する教室がないなどの理由で、プロが育ちにくい」という現況もあり、もっと身近に感じられる機会として今回の企画を打ち出したという。

 同団体の企画・運営を行う中村さんは「マチ★アソビに参加しているのは若い世代の人たち。次世代へのPRとして企画がマッチングできた実感があった」「県内での囲碁の普及活動はもちろんのこと、棋士を介して、県外に向けた徳島のPRにも力を入れていきたい」と自信を見せる。

 大橋さんは「アニメが好きで、以前からマチ★アソビに行きたいと思っていた」「囲碁を知らない人たちを目の前にして解説することで、何をどう話すかなどとても勉強になった」と笑顔を見せる。小松さんは「こうした新たな取り組みにより、囲碁人口が増えればいいなと思う」「地方には熱心な人が多く、こうした活動が普及につながる」と話す。

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