約1万人のランナーが参加して行われる「とくしまマラソン」の申し込みが12月3日夜、始まる。徳島県、徳島県教育委員会、徳島陸上競技協会、徳島市、徳島市教育委員会、徳島新聞社で構成されるとくしまマラソン実行委員会が主催。
同大会は2008年から行われている四国最大規模の市民マラソン。来年4月20日の開催を前に、3日22時よりネットでの参加申し込みが始まる。ネット申し込み定員は先着9000人を予定。昨年の募集では開始後約6時間で定員に達した。「今年はサーバーを増強したので、3時間ほどで満員になるのでは」と同県担当者。専用振替用紙での申し込みを含め、合計1万人を募集する。
福島橋付近を9時にスタートし、阿波しらさぎ大橋を北へ渡り吉野川堤防沿いを走り、徳島市陸上競技場(徳島市南田宮2)のゴールを目指すフルマラソン。コース高低差は18メートル。制限時間はスタート号砲から7時間。過去開催の完走者率は人口比率で沖縄についで2番目に多いという同大会。地元からの参加も多く、前回大会までの総参加者数は、同県民の100人に1人が走った計算になる。
参加費は2種類。一般の7,000円に加え、8,000円のチャレンジ&チャリティー枠を設置。後者申し込みのランナーはシール状の宣言書に思い思いの宣言を記入。背中に貼りゴールを目指す。フィニッシュ後、チャレンジした勇気、達成した喜びや次回へのやる気などのパワーを「チャリティー」というかたちで、参加費1,000円から経費を引いた金額が、糖尿病克服のための活動団体やスポーツ振興のための活動団体へ寄付される。
「毎回、堤防沿いのコースには応援する人、ボランティアスタッフがたくさん集まりランナーに声援を送っている」と話す同県職員の新居さん。「徳島がおもてなしの県だということをあらためて気付かされた。今や徳島の一大祭りとなり、関わる人全ての間に感動空間が生まれていることがとてもうれしい」とも。
申し込みは12月10日まで。