「ホテルクレメント徳島」（徳島市寺島本町西）で7月21日から2日間、「とくしま合同就職ガイダンス」が開催される。

　県外へ流出する若者と人材確保を求める企業をマッチングさせることを目的に開く同ガイダンス。四国経済産業局の補助や、徳島商工観光部労働雇用課からの委託を受け、徳島県と徳島経営者協会が機会創出に取り組む。

　同協会が県内企業に参加案内を行った所、担当者の予想を超える参加数102社が一堂に集まったという。当日はガイダンスに加え、就活応援特別セミナーとして、徳島銀行の柿内愼一会長が「企業は若者に何を期待しているか」をテーマに、徳島インディゴソックスの坂口裕昭球団代表が「未来を切り拓（ひら）く」をテーマにそれぞれの日程で講演する。同協会では現在参加者を募集している。

　対象は、平成28年3月に大学院・大学・短期大学などの卒業予定者および、約3年以内の既卒者を含む学生。今回の取り組みに対し、地元大学からは「就活を本格的に始める前段階から地元企業と接点が持てる機会が必要」などの声が上がるなど、課題を解決するため、同協会若者コーディネーターの丁山（ちょうざん）さんは、直接学生団体が運営する活動に参加するなど、同ガイダンスへの参加を呼びかける活動を行っている。

　丁山さんは「今後、徳島の企業にもパワーアップしてほしいし、学生たちにもその企業活動を面白いと感じ、納得した上で就職先を決定してほしい」と話す。

　開催時間は、ガイダンス＝13時30分～16時30分、セミナー＝12時30分～13時30分（両日共）。セミナーは要事前申し込み。参加無料。