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北米大陸自転車縦断中の西川さん、徳島で旅の報告-福島の小学校とスカイプ授業も

ツアーTシャツを持つ西川さん(右)と「RINDOW」店主の佐光さん

ツアーTシャツを持つ西川さん(右)と「RINDOW」店主の佐光さん

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 徳島に12月13日、「ぼくの地球を走る旅」をテーマに、自転車で世界を走る旅にチャレンジしている西川昌徳(まさのり)さんが一時帰国した。

北米大陸を自転車で縦断する西川さん

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 今回の旅は「North America Tour 2013」と題し、今年9月にアラスカをスタート。カナダを通過し、米ロサンゼルスを目指す「北米大陸縦断の旅」。既に4300キロを走行し、残り約3000キロ地点のブリティッシュコロンビア州から日本へ一時帰国し、自転車のサポートを手掛けた「RINDOW」(徳島市末広2)店主の佐光さんに旅の報告を行った。

 西川さんの出身は兵庫県姫路市。大学時代を徳島で過ごし、卒業後の22歳で初めての長距離自転車旅行となる日本一周を走破。24歳で「第1回ユーラシア大陸横断」にチャレンジし、中国からインドまでの計7カ国1万7000キロを2年半かけ走った。道中で起こった「四川大震災」では4カ月現地に滞在し、ボランティア活動を行った。

 2009年12月に帰国した後、同県で次回の旅の資金を得るため1年間働いていたが、東日本大震災発生後、日本一周で世話になった福島県新地町でボランティアとして活動。昨年4月からネパールをスタート地点に「第2回ユーラシア大陸横断」の旅を再開。今年3月にポルトガルまでを走破し、成田へ帰国後、自転車で同町へのゴールを果たした。

 第2回の旅からは、世界と福島の駒ケ嶺(こまがみ)小学校をつなぐ「スカイプ授業」を行っている。「子どもたちは自分の環境を選べない。いろいろな世界を教えてあげるきかっけをつくりたかった」と振り返る。「自分の走る姿を見せ、一緒に頑張ろう」と励ましの言葉を送る。「旅を始めた当初は自分のために走っていたが、子どもたちと関わることで誰かのために走ることに目的が変わっていった。今回の旅が終わりではない。アメリカ大陸横断、南米、アフリカにも行く。走り続けたい」と意気込みを見せる。

 今月23日に日本をたち、旅を再開する。

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