徳島・神山町で1月23日、「産土(うぶすな)」(長岡マイル監督)の無料上映会が始まった。
同作品は「愛地球博成果継承発展助成事業」を受けたNPO法人「グリーンバレー」が2012年から2年にわたり、日本全国各地に残る「森と共に生きる暮らし方」を約1年間かけて取材し、映像作品として製作したもの。
2月8日に同町農村環境改善センターで行う「産土-壊-」のシンポジウムに先駆け、前作となる同作品の無料上映会を行う。「神山町在住の監督が製作した作品を地元の人にも見てもらいたい」との思いから町内各所での上映会を企画した。
全国6カ所の地域を外国人映像作家5人と旅して撮影した同作品。昨年2月、同町内での初上映を皮切りに、東京、大阪、山梨、愛知などをはじめ、イギリス、カナダ、ニュージーランドなど、世界各地で上映されたという。
「森と共に生きる暮らし方」運営事務局の橋本さんは「日本の森が抱える諸問題を映像で伝えたい」と話す。「自分たちの役割に気付いてもらうきっかけになれば」と参加を呼び掛ける。
上映スケジュールは、1月25日(13時30分~)=神山町農村環境改善センター、同27日~30日(13時~)=神山バレー・サテライトオフィス・コンプレックス。