徳島非公式キャラクター「とっくりん」が2月22日、ゆるキャラ界初のデュエットソング「徳島の夜-ぐいぐい」を発売する。
とっくりんは、お酒を入れるとっくりを作る時に一部が欠け捨てられたとっくりが変身して生まれたキャラクター。口癖は「ぐいぐい」「まあまあ」「まあ一杯」。とぼけた見た目に反し、イベントではどんどんしゃべり、「ぐいぐい」来る行動力とSNSなどで時折感じさせる誠実さにファンも急増している。
同曲は、とっくりんが女性歌手と歌うデュエット曲。徳島を舞台に大人の愛を熱唱する。1曲目には「徳島の夜-ぐいぐい」を収録。2曲目にはオリジナルカラオケ、3・4曲目にはそれぞれのパートが入った1人デュエット用カラオケの全4曲を収録する。価格は1,050円。
発売は、ゆるキャラの楽曲を収録したコラボアルバムを制作予定の「ハッピースマイルレコード」(大阪市中央区)社長の松下さとみさんから「ゆるキャラソングを作らないか」と提案されたのがきっかけ。アルバム内に収録するつもりで試験的にとっくりんの楽曲を作ってみたところ、思いのほか出来が良く、発売の準備を進め、歌詞を自身で書き下ろしたという。
もともとデュエットソングではなかったが、大人の上質を教えるキャラクターに合わせ、夜でも楽しめるようデュエット曲に変更したという。「ゆるキャラソングはたくさんあるが、人間とのデュエットソングは今までなかった」ととっくりん。
歌詞については、「ご当地キャラの歌ではあるが、歌詞にはキャラ名を一切入れなかった。子どもからお年寄りまで歌える歌にしかった」とこだわりを話す。「もしカラオケ配信されれば、ぐいぐいデュエットで歌ってほしい。日本有線大賞で賞を取るのが夢」とも。
歌の楽しみ方は、「『グラスを片手にぐいぐい』のフレーズの後に、氷川きよしさんの楽曲「きよしのズンドコ節」の合いの手のように『ぐいぐい』と返してほしい」「歌詞にある『徳島』の文字を違う地名に変えれば全国どこででも歌える歌になる」「ファンの方とのデュエットも時には応じる。イベントの際には、ぜひ声をかけてほしい」と呼び掛ける。
現在、「発売やイベントでの生歌披露に向けて練習中」と意気込むとっくりん。発売当日の2月22日には、三重県津市で開催される「2まつり」に登場し同曲を披露する予定。
CDは「とっくりんグッズショップ」で扱うほか、出演イベントでも販売する。CD購入者には先着でサイン入りオリジナルチラシとステッカーなどの特典を付ける。