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徳島・川内町で「生きている海苔」製造開始-地元企業の技術生かす

特殊冷凍前の生海苔

特殊冷凍前の生海苔

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 徳島市・川内町で3月10日、衛生検査所「スペック」(徳島市川内町)が開発した特殊冷凍生ノリ「生きている海苔(のり)」の製造が始まった。

生のりを摘み取る様子

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 同県を流れる一級河川「吉野川」の河口付近で収穫されるノリを特殊な冷凍方法を用い、長期保存を可能にした同商品。生ノリは傷みやすく赤くなる特性があり、市場に流通させることができなかった。夏場には食べられなくなる生ノリ。同社が摘みたての風味と食感を通年で味わえるよう開発した。

 もともと、ノリ漁師からの相談で始まった六次化産業のプロジェクト。同社の検査分析の技術により3年前に完成。同県内外の高級料亭や観光ホテルなどで使われ、地元百貨店ではギフト商品としても展開している。

 同社開発担当者は「ノリ漁師だけが味わっていた希少品を鮮度そのままに商品化した。本当の新ノリの味を知ってほしい」と話す。今後は同商品の認知を広げる取り組みを行う予定。

 価格は5,250円(5パックセット)。商品はネットショップで扱う。

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