徳島・佐那河内村のキャンプ場(根郷)で6月15日、「グリーンバード」徳島チームと学生団体「フロスト」のコラボイベントが開催された。
NPOや「若者の活動」を支援する「徳島市市民活力開発センター」(徳島市幸町3)マネジャーの岸田侑さんが、「学生団体同士の横のつながりを持たせよう」と呼び掛け実現した同イベント。ゴミ拾いを活動内容とするグリーンバードと、同村の魅力を伝える活動を行うフロストの取り組みをコラボし、学生27人、社会人5人が参加した。
JA佐那河内支所(下中川原)を集合場所に、同村内にあるキャンプ場までの約1時間30分の道のりをグリーンバード主導でゴミ拾いをしながら移動。キャンプ場では、フロストによる同村産の食材を使った「ロールパンサンド」「鶏肉の薫製」「そうめん」を振る舞ったほか、ピザ窯で焼く手作りピザなどのアウトドアクッキング体験も行った。
グリーンバードに所属する徳島大学3年の加藤愛理さんは「徳島市中心部で行う普段の活動と比べ、自然に囲まれての活動が新鮮で初めての参加者にも楽しんでもらえたと思う。機会があればまた佐那河内村でも活動したい」と笑顔を見せた。
フロスト代表で徳島大学3年の牧迫雄也さんは「普段のフロストの活動には参加しにくいという人が、他団体とコラボすることで参加しやすくなるというメリットが大きい。これがきっかけで、佐那河内村に関わる人がさらに増えてくれればうれしい」と話す。
同日初めて参加した学生は「ボランティア活動には堅苦しいイメージがあったが、実際に参加してみるとその印象が変わった。また参加したいし、他団体の活動にも興味が出てきた」と笑顔を見せた。