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徳島・新町川ボードウォークで「カニカニパニック」-大人も高級食材に反応

丸々太ったカニを釣る子供とそれを見守るスタッフ

丸々太ったカニを釣る子供とそれを見守るスタッフ

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 徳島・新町川ボードウォーク(徳島市南内町)で11月10日に行われた「れもんフェスティバル」に、天然のカニ釣り体験ができる「カニカニパニック」ブースが出店した。

220匹の天然モクズガニ

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 社会福祉法人「カリヨンれもん」が主催する同イベント。ボードウォークでの開催は今回が初めてで、市内で活動する福祉施設が集まった。ステージでは阿波踊りやゆるキャラ選手権が行われ会場を盛り上げた。

 同ブースを担当したのは、親子を対象にイベントを企画する「キラ☆ニコ」。この日出品したのは海部川上流でとれた天然の「モクズガニ」220匹。ひもにつけたワイヤを使い、引っかけて釣る仕組み。参加費は1回400円。カニの体長は大きいもので約20センチ。幅1メートル、深さ30センチほどの水槽2つに、それぞれ110匹を用意。釣ったカニはその場でゆであげられた。

 モクズガニは捕獲直後身が詰まっていないため、籠に入れ直し1カ月ほど川で飼育し出荷される高級食材。「ゆでた後は殻を半分に割り、みそ汁や鍋に入れダシを取るのがおいしい食べ方」と出荷関係者。

 同ブースにもたくさんの親子連れが参加。「高級食材」に反応したのは子どもよりその親たち。親子でカニ釣りを楽しんだ。「大きいのより小さいのを狙え。小さいのがメスで、卵があっておいしい」と子どもへのアドバイスに熱が入る参加者の姿も。スタッフは水槽から逃げ出すカニを捕まえるため大慌てだった。「初めて生きものを扱うブースを展開したが、スタッフも自分も動くカニの扱いにパニックになった」と同代表の住友真美さん。

 220匹のカニはイベント終了時刻を待たず完売する盛況ぶりだった。

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