徳島で11月1日、「とくしまこども未来知事選挙」が始まった。

徳島市から借りた実物の「投票箱」

　2015年の統一地方選挙までに徳島の若者（20代～30代）の投票率を90％にしようと活動する徳島活性化委員会「We vote for Tokushima!」が同イベントを企画。徳島の課題点や問題点にちなんだ政党を子どもたちと立案し、模擬政党を立てた。

　出馬する子どもたちは、自分たちの身近なトピックや関心のあるテーマから、スポーツ振興を掲げる「パワー党」、野菜摂取量増加を目的に食や食文化の習慣化を掲げる「野菜パクパク党」、子ども目線の観光マップを作成しファミリー客増加を掲げる「徳島観光一周党」の3党を設立。各党作成したマニフェストをもとに、投票を呼び掛ける広報活動を行う。

　同選挙は小学生以上から投票が可能。投票所は「まちなかキャンパス」（徳島市東新町1）、「チャチャハウスマルナカ徳島店」（西新浜町1）の2カ所。「まちなかキャンパス」には徳島市から借りた実物の「投票箱」を設置する。結果は翌日開票されフェイスブックページで結果を公表。選挙後には徳島県知事を訪問する予定だ。

　「政治に関心のない人たちに政治や選挙をもっと身近に感じてもらいたい」と同会代表内藤さん。「ネット選挙が盛り上がらなかった徳島を子どもたちの力で盛り上げたい」とも。

　選挙期間は今月25日まで。