買う 暮らす・働く

ナーサリー幼児園の「徳島こども新聞」、グッドデザイン賞受賞

「新聞記事を通して多くの会話が生まれている」という

「新聞記事を通して多くの会話が生まれている」という

  • 0

  •  

 徳島・富田橋の「ナーサリー富田幼児園」(徳島市富田橋、TEL 088-653-4872)の学習活動「こども新聞制作プログラム」の取り組みが10月1日、「グッドデザイン・アワード 2014」を受賞した。

印刷前の誌面原本

[広告]

 2012年4月から製作を始め、同年12月には文部科学省からも優良実践認定を受けた同プログラム。同新聞は休み期間を除いた毎月、A3カラーで5~8ページを発行。第1号発行時に園児が決めた「徳島こども新聞」を新聞名に、「取材のページ」と「コラージュのページ」で構成する。

 発行は年長クラスの園児が担当。取材ページでは、自らネタを見つけ、取材交渉を行い、記事を書く。大人が用意したものをこなすのではなく、社会で起こり得ることを実体験させることを目的とするため、取材交渉がうまくいかないことや、締め切りに追われることもあるという。

 同プログラムを提案したのは、同園の落合輝紀園長。学生時代にミニコミ誌を発行していた経験を生かし、「これを教育現場に落とし込めないか」と子どもたちでもできるようアレンジを行ったという。「物事を進めるには段取り、準備が必要だということを実体験してほしい」と話す。

 制作は1チーム約10人で行い、年2回のローテーションを組む。数班に分かれ、それぞれがテーマを見つけ出し、それを持ち寄り、編集会議を行うという。落合さんは「子どもたちが自分のできるできないを判断し、チームの中での役割・ポジションを探し出し、自ら動くという世の中の流れを学んでほしい」と話す。

 掲載内容は、時事ネタ・社会問題など多種多様。園児が家で仕入れたネタや、園で友人と話題になったネタなどを取り上げる。共通の話題は、家や園でのコミュニケーションの材料となり、制作中も制作後も、新聞記事を通して、多くの会話が生まれているという。 園児保護者や地域住民、教育関係者などに配布を行う。

 今回の受賞について落合さんは「このプログラムを園内だけではなく、もっと一般にも認識してもらいたく応募した」「東京でのプレゼンテーション時、手応えを感じることができなかったが、結果として受賞できたことはとてもうれしいこと。デザイナーの方たちに認めてもらえたことで自信につながった」と笑顔を見せる。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース