暮らす・働く

徳島市内に「カメラ女子部」発足-1日限り、若手市役所職員が企画

カメラ好き若手職員有志がさまざまな課から集まり活動する

カメラ好き若手職員有志がさまざまな課から集まり活動する

  • 0

  •  

 徳島市中心部エリアで10月26日、女性向け街歩きツアーイベント「とくしまカメラ女子部」が開催される。

企画を言い出した中心メンバーの村上さん

[広告]

 同市役所に勤務する2013年度新規採用の若手職員が企画する同イベント。県内外の20~30代のカメラを趣味とする女性たちに、ファインダー越しに見える「徳島の新たな魅力」を発見してもらおうと、「カメラ教室」や「町歩きツアー」、「カメラ女子交流会」などの機会を提供。現在、参加者を募集している。

 今年1月、若手職員らが4つのグループに分かれ、「徳島市をよくするための企画・提案を考え、市長などに20分間のプレゼンテーションを行う」という企画から始まった同イベント。提案後、原市長からは「カメラ女子部という言葉がいい。実現したいですね」との言葉を受けたという。翌日には、企画政策課から「ぜひ実行してほしい」と連絡を受け、開催に至ったという。

 本格的に動き出した4月には、企画を行った当初のグループをいったん解散。「自主研究グループ」として、既存職員も含めた新たなメンバーを募集。7人が集まった。メンバーの村上さんは、「対象エリアを何度も歩き回り、視察を行った。人により違って見える町の魅力を新たに発見することに期待している」と話す。

 「カメラ教室」では、県内を拠点に活動するプロカメラマン「幸田青滋(せいじ)さん」を招き、撮影テクニックを学び、実践撮影を行う。「まち歩きツアー」では、ひょうたん島クルーズ周遊船に乗り、中央公園周辺を撮影するコースと、眉山麓の阿波踊り会館周辺を撮影する2つのコースを用意。「カメラ女子会」では、参加者が撮影した写真を題材にカメラトークを行う予定。同日行われている「とくしまマルシェ」や「ご当地グルメフェスティバル」も楽しめるよう、開催日を合わせたという。

 使用するカメラは、携帯電話やスマートフォンから一眼レフまで、種類を問わず。町歩きで見つけ、撮影した写真をフェイスブックやインスタグラム、タンブラーなどのSNSで発信し、市内観光広報の新たな切り口を生み出すことも目的とする。午前中に撮影した写真は、午後から「ふれあい橋」上に即展示することも予定する。

 メンバーの魁生さんは、「カメラ女子部なのに、カメラの腕前がいまいちじゃダメだと、幸田さんのレクチャーも受けた。自信を持って、参加者を迎え入れることができる」と笑顔を見せる。メンバーの田中さんは、「男性からも問い合わせが合ったが、今回はお断りさせていただいた。ゆくゆくは男性バージョンも展開したい」と意気込む。

 開催時間は10時~16時。参加費は1,000円。申し込みはメールで受け付ける。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース