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徳島大学に「狩りガール」-「猪鹿庁」を訪問実習、狩猟許取得目指す

ユニフォームはつなぎを着用する

ユニフォームはつなぎを着用する

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 「徳島大学常三島キャンパス」(徳島市新蔵町)に通う女子学生らが5月、「狩りガール」を発足し活動を行っている。

罠の仕掛け実習の様子

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 総合科学部社会創生学科地域創生コース内の女子学生を中心に、内藤准教授研究室(生態人類学)のもと発足した「狩りガール」。同コースを専攻する生田さんが呼び掛け、現在5人のメンバーが所属する。地域調査実習の一環として、実地体験や狩猟免許の取得などを目指し、同県西部地域の在来農業の保全を目的に、獣被害の対策を研究する。

 実習では、岐阜県の「猪鹿庁」(岐阜県郡上市)を訪問。農家の現状や狩猟の疑似体験、鹿の皮はぎなどを行った。リーダーの髙橋さんは「想像と違う現場の状況を知れたし楽しさも感じた。狩猟やジビエなどがより身近な物になってほしい」と話す。

 「狩りガール」参加についてほかのメンバーは「ジビエに興味があり参加した」「人材の若返りなど問題は山積みだが、よりポップに考えられるきっかけになると感じた」話す。

 今後の方針について、内藤准教授は「より実践的な授業の実施、県内の狩猟体験を考えている。更に本来の目的である在来農業の保全も同時に進めていく」と話す。

 同グループの今後について、生田さんは「1年間で私たちに出来る事は限られていると思う。実現したい具体的な目標は狩猟を始めたい人に役立つサイトを作成すること。狩猟がより身近になる一助になれればと考える」と意気込みを見せる。

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