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徳島・上勝町で「百年会議」-「町100年存続」目指しゲスト100人招致へ

RDNDメンバーとセメントの金谷さん(前列)

RDNDメンバーとセメントの金谷さん(前列)

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 徳島・上勝町に12月15日オープン予定のカフェ「polestar(ポールスター)」(上勝町大字福原)で11月21日、「上勝百年会議」が初開催された。

講演前のあいさつをする松本さん

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 同カフェを運営する合同会社RDND(アールデナイデ)が主催する同プロジェクト。「上勝町を100年後まで残すために、私たちは今何をしないといけないのか」をテーマに掲げ、国内外で活躍するゲストを招く。参加者と共に学ぶことを目的に、今後100人のゲストを同町に呼ぶ計画。この日、30人ほどが集まった。

 第1回のゲストは、「Sabae mimikaki(サバエミミカキ)」でグッドデザイン賞2013を受賞したセメントプロデュースデザイン(大阪市西区)社長の金谷勉さん。「地域の技術を生かすデザインとは」のテーマの下、約2時間の講演を行った。

 「当時、上勝では若い世代の町民が自ら勉強会を開き、学ぶ習慣があった。時を越えて次世代の自分たちも同様に学ぶ必要があり、またそのステージをつくりたかった」と話す同会の松本さん。「上勝に関わってくれる人をたくさんつくりたい」と意気込みを語る。

 町外から参加した農業経営者の男性は「上勝には魅力的な人がいっぱいいる。『百年会議』がどう時代を動かしていくのかをこの目で確かめたかった」と参加の理由を話す。また同町民の女性は「本だけでは学べないことを直接聞けてとても有意義だった。実践的で新たな発見があった」と笑顔を見せた。

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