徳島・美波町に2月20日、「odori kitchen」(海部郡美波町、TEL 0884-70-1217)がオープンする。席数はカウンター5席、テーブル席20席。
「ファーマーズ・レストラン」をテーマに、県産のブランド鶏「阿波尾鶏」をメーンに、県南部で生産された新鮮な野菜や鮮魚を生産者から直接仕入れ調理、提供する同店。店内には直販コーナー「odori market」も設け、販売も行う。同エリアに拠点を置く「あわえ」(海部郡美波町)が運営する。
出店経緯に関して同社の吉田社長は「おいしい食材があるのに販路がない現状を今まで見てきて苦しかった。そういったことが今後少なくなるよう全力を尽くしたい」と話す。
メニューは、阿波尾鶏のスモークハムを使用した「odoriピザ」(1,000円)、鶏肉50%の「odoriハンバーグ」(1,300円)、国内で初めて使用するという阿波尾鶏のひなをかえすために使う卵「種卵」を使用した「odori丼」(950円)などを提供する。
東京の居酒屋で修業の経験を持ち、昨年12月から同地区で暮らす店長の林さんは「今まで経験したことのない環境で料理ができる。食材を扱う上でここまで生産者の顔が浮かぶことはない。食材に恥じない調理を心掛けたい」とオープンに向けた意気込みを語る。
今後は直売所のほか、通販やECなども視野に入れ展開予定。吉田さんは「生産者の6次産業化モデルの構築のお手伝いもしていきたい」とも。
営業時間は11時~17時(金曜~日曜は20時まで)。