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徳島の映画館で、プレゼンテーション大会-地元学生が企画

井上館長(左)と大和さん(右)

井上館長(左)と大和さん(右)

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 徳島・東新町1丁目商店街の「ufotable CINEMA」(徳島市東新町1)で3月20日、真夜中プレゼン大会「まよプレ PREMIUM」が開催される。

ufotable CINEMAの施設外観

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 同県内に通う現役大学生が企画・運営を手掛ける同大会は今回で18回目。会場はこれまで、学構内の講義室などを利用してきたが、今回はタイトルに「プレミアム」と付け、同市中心市街地にある映画館のスクリーンを活用する。徳島市市民活力開発センターが協力を行う。

 4代目で本年度の代表を努めるのは文理大学を卒業した大和映理子さん。1年を通じ、思うように実施できなかったことや、プレゼンのうまい先輩を見ていない後輩にその姿を見る機会を作ろうと、通常1人10分間のプレゼンテーション時間を20分に変更。過去、登壇した経験があり、プレゼン力や技術の高いプレゼンターに似合うよう場所も厳選した。大和さんは「時間もプレミアム、場所もプレミアムなものにしたい」と話す。

 プレゼンターは、徳島大学大学院2年の藤島敬史さん、四国大学4年の齋藤智恵さん、徳島大学3年の加藤愛理さん、徳島市市民活力開発センターの岸田侑さん、徳島大学大学院2年の山口喜堂さんがそれぞれ、学生生活での過ごし方や取り組んできたこと、就職活動、課外活動、アルバイトなどについてプレゼンを行う。席数は71席。定員は、立ち見を含め最大約100人までを予定する。

 パネルディスカッションでは「学生生活やNPO団体と関わり」や、「次なるステップに進むために何が必要か」などをテーマにディスカッションを行う。会場では、参加者に投票用紙を配布。即日開票で、ベストオブプレゼンテーターを決定する。

 映画館館長の井上さんは「これから社会に出る学生たちが、自分たちの意見や思いを伝えるスキルを磨く場を作り出していることに意味を感じた」「学生主体で積極的に活動する皆さんに場所を提供できることは喜ばしいこと。講堂ではなく、劇場という公の場所を活用してもらうことで、彼らの成長の手助けができればうれしい」と話す。

 大和さんは「大きいスクリーンで実施してみたかった。雰囲気を作るには最高の場所」「新しいチャレンジを商店街などの地元を絡めてやりたかったし、これを機に学生たちが町を知るきっかけになれば」と意気込む。

 開催時間は、18時~21時。入場無料。

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