徳島県立徳島科学技術高等学校で4月23日、専門学校穴吹情報公務員カレッジの部活動「N-Tech（エヌテック）」が「プログラミング出前授業」を行った。

授業の様子

　同専門学校情報システム学科に通う学生たちが昨年4月に発足した同団体。産学官連携で企業のホームページを構築するなど実績を積んできた学生たちが、1年間の成果を試すとともに、新たな取り組みとして初めて出前授業を行った。部長を務める矢田和也さんの母校でもある同校に昨年、話を持ち掛け実現した。

　受講したのは電気技術類情報通信コースに通う3年生33人。プログラミング言語「C#（シーシャープ）」、「Java（ジャバ）」、「Ruby（ルビー）」などの3班に分かれ、基礎知識と使い方など、実習授業の時間を活用し学んだ。全3回にわたり授業を行う予定で、来週からは実践的なゲーム作りなどに挑戦するという。

　同団体からは12人が参加。矢田部長は「徳島にはプログラムを学ぶ環境が少ない。きっかけを作れたら面白いと考えていた」と話す。「教える機会をつくり、学外で人と関わりながら活動することでコミュニケーション能力も上がり、就職活動時に役に立つのではないかと考えている」とも。