徳島ならではの文化を今に伝える遊山箱文化保存協会が7月17日、両国橋のたもとにあるひょうたん島クルーズの乗り場を会場に「遊山箱(ゆさんばこ)と花火と浴衣の会」を開催する。
徳島の優れた木工技術を支えた職人が、日常的に手業を磨くために作り始めたといわれる子ども用の小さな提げ重「遊山箱」。徳島には遊山箱を持って旧暦3月3日、子ども達が野山に出かけるという風習があり、江戸時代から昭和50年頃まで続いていたといわれている。
同協会は、徳島市街地を流れる新町川を中心とした河川流域(ひょうたん島)を周遊する遊覧船「ひょうたん島クルーズ」を運航するNPO法人「新町川を守る会」と協力し、遊山箱を楽しむ会を開く。参加無料。
代表の島内陽子さんは「自身の遊山箱におつまみなど好きなものを詰めて来場いただければ。市販のもの、簡単なもので結構。飲み物も持参を。せっかくなので浴衣で参加いただければ」と呼びかける。
開催時間は18時から。7月17日は「水都祭」開催中で、20時頃から打ち上げ花火を見ることもできる。人数把握のため、参加希望者は7月10日までに同協会(TEL 088-625-3099)まで連絡が必要。天候により中止の場合あり。