第20回勝浦さくら祭り」が3月25日から、勝浦町で開催される。
舟下りの乗船は協力金300円が必要=勝浦町「勝浦さくら祭り」開催へ トロッコ列車や音楽ライブも
勝浦町生名谷川沿いに約2キロ続く桜並木は徳島県内でも有数の桜の名所。約450本のソメイヨシノに加え、ソメイヨシノよりも一回り大きいピンクの花が特徴の勝浦雛(ひな)桜も楽しめる。
主催は「生名ロマンの会」。当日は、花見客に、より楽しんでもらおうと恒例の「舟下り」「アメゴ釣り」「トロッコ列車」に加え、フラダンスやバンド演奏、カラオケなどのステージイベントも開催。18時からはライトアップも行う。
同会の戸川幹雄会長は「集落の絆を深めるための小さな祭りが、交流の輪が拡大し、期間中約3万人が訪れるイベントに成長した。先人から受け継ぎ、守り育ててきた桜を共に楽しむ人が増えてうれしい」と話す。
一方で交通渋滞が問題となっており、桜の最盛期には駐車場待ちの長い列が近隣住民の迷惑になっている。「勝浦町を通る路線バスは年々本数が少なくなり、花見は自家用車で来場する人がほとんど。無料の駐車場120台のほか、近隣企業の協力もあり、かなりの台数を確保しているが、まだ足りていない。4月25日まで駐車場整備などに必要な資金をクラウドファンディングで集めている。勝浦の桜を未来へ残すために、ぜひ協力してほしい」と呼びかける。
「勝浦さくら祭り」のイベント詳細や桜の見頃、クラウドファンディングについてはホームページで確認できる。さくら祭りは4月10日まで。