徳島県内の木工メーカー9社が11月8日・9日の2日間、「ものづくり」の現場を開放するイベント「来て見てみい、徳島。」を開催する。対象は、バイヤーや家具職人などの業界関係者。
参加するのは、AKI+、伊川彫刻店、椅子徳製作所、江淵鏡台店、富永ジョイナー、豊倉銘木、冨士ファニチア、本林家具、森工芸。企画した椅子徳製作所の鷺池博行社長は「徳島はかつて鏡台や婚礼箪笥、仏壇などを得意とする家具の一大産地として知られ、『産地展』といわれる展示即売会も盛んに行われていた。ライフスタイルの変化とともにそうした家具の需要は減少しているが、突板張りに手彫りの彫刻、繊細な組子、厚みのある一枚板、曲木や成形合板など、木材の特製を熟知し、長い年月をかけて培い、磨かれた木工技術を生かした新たな製品作りに熱意を持って取り組んでいる。各メーカーへ足を運び、作業工程や職人の技を間近に見ることで、ものづくりに懸ける思いを知ってほしい」と話す。
「BANDAI cafe」(徳島市万代町)で8日、メーカー2社と家具デザイナーが「徳島がどのように木工の産地となったのか?」「現在はどのようなものづくりをしているのか?」などについて語るトークショーも予定する。開催時間は18時30分~。参加無料。専用サイトで要事前申し込み。