徳島市のスタンドバー「アミューズメントバー・フライ」(徳島市仲之町1、TEL 088-611-8883)で3月5日、「円陣プロジェクト」の一環として東京・国立競技場で行われた国際親善試合「キリンチャレンジカップ2014」のパブリックビューイングが行われた。
サッカー日本代表のオフィシャルスポンサーのアディダスジャパン(東京都港区)が公式に主催する同イベント。「日本中に円陣の輪を広げ、日本代表を国民が一体となって応援する」ことを目指す。今回は名古屋や福岡など全国9都市の会場で、サポーターが代表チームにエールを送った。
各会場では、日本代表の新ユニホーム着用のサポーターを対象に、香川選手のサイン入りスパイクや、代表選手のサインが入った公式ポスターなどが当たる抽選会が開かれ、同会場でも盛り上がりを見せた。
同社が主催するイベントが四国で開催されるのは初めて。イベント共同主催者で大型スポーツ用品店「ササクラスポーツ」(徳島市南田宮2、TEL 088-679-8822)を運営する笹倉さんは、「飲食店などが独自に開催するパブリックビューイングは過去にもあったが、オフィシャルのイベントはなかった。集客が難しい地方で開催できたことは非常にうれしい」と話す。
「子どもからお年寄りまで、幅広い世代の人たちが楽しめるスポーツ観戦を企画したかった。ユニホームを着て応援するシーンを提供できたと感じる」とも。
会場となったスタンドバーを経営する徳長さんは、「今年は徳島ヴォルティスがJ1に昇格した。代表戦だけではなく、Jリーグの試合時も町中が思い思いのユニホームを着用した人たちであふれかえるようになるとうれしい」と話し、「ユニホームを着て観戦すると、本当に試合を楽しめる」と笑みを浮かべる。
香川県から参加したという男性サポーターは、「四国初のイベントと知って、絶対に行こうと思っていた。皆で輪になって、大声を上げながら応援するのはとても楽しい。会場の雰囲気もいいので、子どもも連れて来られる。次回は家族と一緒に観戦したい」と話した。
市内から応援に来た女性サポーターは「思い切ってユニホームを着たが、皆でいれば恥ずかしくなかった。同じユニホームで応援すると気持ちがいい。帰りは着たまま町を歩きたい」とも。