徳島合同庁舎(徳島市新蔵町1)で3月13日、同県若手農業経営者コミュニティー「若士(かわいし)」と和歌山「4Hクラブ」との農業交流会が開催された。
田辺市を中心に、西牟婁(にしむろ)地域の30歳までの農業後継者で構成された同クラブ。和歌山県内での相互交流や、情報交換、研修を通じ、農業の担い手としての資質向上に努めるとともに、地域活性化のための取り組みなどへも参画するなど、さまざまな活動に取り組んでいる。
今回、視察先に同県を選んだ理由に関して担当者は「若士メンバーのプロスコーポレーション山田代表がNHKに出演しているのを見て連絡を取った」と経緯を話す。
参加した9人は、若士メンバーの山田さん、武澤さん、川添さん、木元さんら4人が取り組む事業内容などのプレゼンテーションを聞き、徳島の農業を学び、質問などを行った。夜にはアグネスホテル(徳島市寺島本町西)で親睦会を開催。若士メンバーが生産する野菜や加工品などを使った特別料理を堪能した。
米農家を営む尾野さんは「徳島の米農業を学べた。 いい出会いが多く、来てよかった」と喜びを話す。若士の川添代表は「今回、準備期間の短い中で開催できたことをうれしく思う。今回参加できなかったメンバーも含め、交流は今後もぜひ続けていきたい」と意気込みを見せる。