徳島・中吉野町のクリエーターズショップ「CoshaL(コシャエール)」が3月24日で2周年を迎え、4月6日から四国初上陸となる「Ikoi工作室」の稲吉さんと、「gura」の倉石さんの「ジュエリー展示販売会」を行う。
同県を拠点にものづくりに取り組む「koo」「Bijoux celeste(ビジューセレスと)」「Re:mited made(リミテッドメイド)」「tekuteku」「藍草色(あいいろ)」の5人のクリエーターが運営する同店。稲吉さんの作品のファンでもあるメンバーの提案により、今回の展示会が実現した。
稲吉さんと倉石さんは東京を拠点に活動するジュエリー作家。個性的な天然石を使った「リング」や「ペンダント」を中心に一点物のジュエリーを制作する。不定期に全国各地でイベントを開き、四国では初の展示販売会となる。
「1人で店をスタートするには難しいが、みんなで集まれば運営できるのでは」という思いを実現した同店。2011年に鳴門市の協力を得て?養町にチャレンジショップを構えた。運営期間終了間際のミーティングでは今後の事業継続について話し合い、全会一致で再チャレンジすることを決めったという。店名の「コシャエール」は、「『ものをつくる』の阿波弁、『こっしゃえる』をおしゃれに聞こえるよう、まるでフランス語かのように語尾を伸ばし発音したもの」と説明する。
その後、翌年3月に同所へと移設オープン。10人のクリエーター作品を展示・販売するところから始め、さまざまなイベントで出会った県外の作家らにも声を掛け、今では40人ほどが手作りする作品が集まる。バッグ、帽子、洋服、アクセサリー、藍小物、アクセサリー、ハーブ、切り絵雑貨、描き下ろし作品など約200のアイテムを販売する。
作品を出品するクリエーター自身がワークショップも開く同店。店番は5人の運営スタッフが「日替わり店主」として店頭に立つ。スタッフの一人、岡久さんは「クリエーター自身が接客を行うため、お客さんの声を直接聞き、ものづくりに反映している。オーダーに対応できるのも店の強み」と笑顔で話す。
開催時間は12時~18時。今月12日まで。作家在廊は6日と8日。