徳島の若手農業経営者コミュニティー「若士(わかいし)」がフェイスブックやツイッターなどのSNSやユーストリームの動画を活用し、国内のみならずアジアやヨーロッパへ地元・阿波の農作物をアピールしている。
2011年3月に設立された「若士」はビジネスを目的とした若手農家のコミュニティーとして活動を開始。定期的に県内の生産者同士の交流会を開いたり、「産直ジャック」と題して百貨店や都心スーパーで販促活動を行ったりするほか、「地産都消」を目指しネットショップを立ち上げ、都心の料飲店向けに業務用野菜を販売している。
ネットを活用し、世界に向けて商品と生産者アピールする同コミュニティー。「徳島の野菜は県外からの評価も高い。まだ見ぬ地方野菜の魅力を伝えたい」と代表の川添さん。「販促活動に加え、PR活動にも力を入れている。過去には香港やドイツからネット番組の配信も行った。他の生産者が取り組まないような事に、これからも挑戦していきたい」と意欲を見せる。