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徳島・朝市で高齢者に交通安全と特殊詐欺被害防止を呼びかけ

ヘルメットの着用と特殊詐欺被害防止を呼びかける徳島中央警察署の署員

ヘルメットの着用と特殊詐欺被害防止を呼びかける徳島中央警察署の署員

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 徳島繊維卸団地(徳島市問屋町)で開催されている「徳島びっくり日曜市」で10月1日、高齢者を対象とした交通安全と特殊詐欺被害防止の啓発イベントが行われた。

詐欺被害防止のイベントの様子

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 同イベントは、8月から強化されている自転車の交通違反の指導・取り締まりについての周知と、11月30日まで受け付けている特殊詐欺対策電話機等の購入費の補助制度の認知向上のために徳島中央警察署が開いた。

 会場では、デザインバリエーションが増えている、着用が努力義務となった自転車用ヘルメットを紹介するブースや、特殊詐欺対策機能が付いた電話機を体験できるブースを用意。早朝6時からの開催にもかかわらず多くの来場者が訪れ、当初200セット用意したパンフレットと啓発グッズは30分ほどでなくなった。

 同署の生活安全係長で警部補の木村茂輝さんは「特殊詐欺の手口は年々、非常に巧妙化している。このような機会に新たな手口を知って、そう言えばこんな手口の詐欺があると言っていたなと思い出すことで特殊詐欺の防止につながる。そのきっかけとなるよう、ぜひ地域の皆さんと知識を共有してほしい」と呼びかける。

 同署副署長で警視の久保幹治さんは「交通事故や特殊詐欺の被害者は高齢者が多くなっている。高齢者の方が多く訪れる日曜市の集客力に着目し、この場所での啓発イベントを初めて開いた。予想以上に多くの人が来場し、一定の手応えを得ることができた。次回は、より効果的にメッセージなどを伝えるための動画や機器を用意して、認知を高められるイベントにしていきたい」と意気込みを見せる。

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