徳島で、花火大会の空撮映像公開-「UFOか!?」と一部で話題に

水口さんは「他の花火大会の空撮にもチャレンジしたい」と意気込みを話す

水口さんは「他の花火大会の空撮にもチャレンジしたい」と意気込みを話す

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 徳島の「吉野川フェスティバル2014」の花火大会を空撮した映像が現在、ネットで話題となっている。

飛行に使ったマルチコプターとリーダーの水口さん

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 「川と親しみ、川の魅力を知り、川と遊ぶ」をコンセプトに開いた同イベントは、「吉野川グラウンド」をメーン会場に、ステージイベントやフリーマーケット、ウォータースポーツ体験などを展開。連夜打ち上げられる花火の内、26日・27日の2日間、同映像の撮影が行われた。

 撮影にチャレンジしたのは、徳島、名古屋、京都、愛媛、高知など、全国から集まった空撮のプロで構成する10人のプロジェクトチーム。リーダーを務めた同県出身の水口さんは、「イベント主催者や花火師、関係者の協力を得た上で、1カ月前から安全面の対策など、入念な準備を行い当日に臨んだ」と振り返る。

 メーン会場下流域を離発着拠点に、遠隔操作で空撮が可能なマルチコプター「ファントム」4機を使用。2機1組でチームを組み、機体がぶつからないよう地上では細心の注意を払う連携を取りながら、約8分間の飛行を交互に行い、色鮮やかな火花を散らす花火の空撮に成功した。

 撮影後、ユーチューブやvimeoなどに映像を公開すると、「言葉を失うくらい素晴らしい映像」「すごい、きれい、かっこいい」などのコメントが寄せられた。一方で、安全性を考慮し、花火の邪魔にならないよう点灯していたLEDのナビゲーションライトを、UFOと見間違い、ネット上で話題となった。

 プロジェクトを終えた水口さんは、「地元の花火大会を空撮できたことがとてもうれしい。協力いただいた関係者の皆さんに感謝の気持ちでいっぱいです」「会場にいた女の子が飛行するマルチコプターを見て、『ママ、飛行機が花火を見に行っている』と表現したコメントがとても微笑ましかった」と目を細める。

 同プロジェクトでは、全機体がそれぞれ空撮した映像をまとめた公式動画を近日公開する予定という。

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