徳島・阿波踊りで8月13日、徳島大学の「レレレの連」が南内町演舞場に踊り込み、清掃活動のパフォーマンスを行った。
徳島大学軽音楽部の部員を中心に、サークルとして活動を行う同連。連夜、22時から同会場で行われる有名連の「総おどり」を前に、ほうきをシンボルとして持つ同連が、会場の掃き掃除パフォーマンスと共に踊り込みを行い、会場は賑わいを見せた。
結成26年目を迎える同連。現役生とOBで構成し、今年は総勢約60人の踊り子たちが参加。結成当初から変わらない「黄色い浴衣」、「うちわ」、「ほうき」、「ハゲヅラの被り物」の出で立ちで踊り込む姿を見た見物客からは、「今年も楽しみにしていたよ」と声が上がり、会場は笑いと拍手で包まれた。
ほうきを持つのは、指揮を務める連長を含めた3人。今年連長に立候補した山田さんは、「今年は意を決し連長に立候補した。みんなを引っ張る立場、責任の重さに緊張した」「有名連の連員さんやOBさんに踊り方を学び、自分なりに一生懸命指導をしてきた。ほうきを持つ手にも力が入る」と経緯を話す。
同連を結成した初代OBは、「このハゲヅラと下駄も8代目になる。後輩たちがこうして引き継いでくれていることはとてもうれしいこと」と笑顔を見せる。