「徳島合同庁舎」(徳島市新蔵町1)で8月27日、同県那賀町鷲敷地区の台風11号浸水被災者支援のため「徳島農業青年クラブ」などが生産する野菜やお米などの食料物資を同地区担当者に寄付した。
8月10日、同県を縦断した台風11号の激しい雨により、那賀川が増水し、多大な浸水被害を受けた同地区。「家電などが浸水し、食事に困っている」などの現状を被災者から聞いた同町鷲敷青年団の近田さんが、鳴門市在住で同クラブに所属する佐々木さんに相談した所、同支援につながった。
佐々木さんによると、支援物資は数日間で県内の生産者から多数集まったという。
今回の支援について近田さんは「県内の方たちにこれだけの支援を頂き、本当に感動。つながりがどれだけ大切で助けになるかを学んだ」と話す。同クラブの藤原代表は「食材を送っただけでは本当の意味で支援にはならないと感じている。家電はもちろん、ガスなども使えない状況なので、調理して配給するために現地でのお手伝いもしたい」と話す。
29日には有志を募り、炊き出しに向かう予定という。