徳島・神山町で、「結い-田舎と都会のご近所づきあい」が始まった。同県主催の「田舎と都会の絆事業」をNPO法人「グリーンバレー」が運営する。
10月末から第2期の募集が始まった同プロジェクト。同町で暮らすおじいさん・おばあさんが収穫した季節野菜を、都会で暮らす家族や単身者へお裾分けする。「おすそわけボックス」を半年間に3回、ペアの元へ宅配。遠く離れながらも「ご近所づきあい」のような関係を育み、暮ら
しを楽しむきっかけづくりを目指す。
互いの近況報告には交換日記帳の「結いブック」を使い交流する。期間終了後には同町に「結いライブラリー」を設置。いつでも閲覧できるようにする。2014年春ごろには、おじいさん・おばあさんに会いに行く「神山里帰りツアー」も実施予定。
「都会の人に第二の故郷をつくってほしい。暮らしの中の小さな喜び、小さな変化のきっかけになればうれしい」と担当の田中さん。「『結い』という言葉には『ご近所』『助け合う』という意味がある。親せきのようなご縁が生まれることを願っている」とも。同町のお年寄りも「(他)人の子であっても、若者の元気な姿を見られるのがうれしい。孫へ届ける思い」と意気込む。
参加費は1万2,000円。申し込み方法などはホームページで確認できる。受け付けは2014年1月15日まで。