徳島・両国本町商店街に12月17日、「居酒屋 酒猫」(徳島市両国本町2、TEL 080-2986-0022)がオープンして1カ月がたった。席数はカウンター6席、テーブル24席。店舗面積は20坪。
香川県にある酒蔵「凱陣(がいじん)」(仲多度郡琴平町)で、約5年間蔵人(くらびと)として酒造りに務め、飲食店での修業経験も持つ店主の広瀬さんが運営する同店。「お酒と徳島食材」をテーマに、自身がこだわる日本酒などを取りそろえ、「徳島の食材のおいしさを伝えたい」と、日本酒に合う同県産の食材を厳選、調理する。
店内で使う机や棚、壁を飾るアンティークなどは、オープン前1カ月で、広瀬さん自らが制作したという。自筆の店名文字に、奥さんがデザインを施し共作したという暖簾(のれん)を店頭に飾る。現在全国から取り寄せる日本酒は18銘柄。今後、取り扱い品種も随時増やしていく予定という。
メニューは、阿波牛の「ローストビーフ」(850円)、「阿波尾鶏にんにくしょうゆ焼き」(850円)、自家製の「つけもの盛り合わせ」(500円)、「しいたけ侍天ぷら」(550円)など。「以前から徳島食材のポテンシャルの高さを感じていた。肉も野菜も納得のいく食材を調理し提供している」「日本酒との相性も考えたメニューをお客さまに味わってほしい」と来店を呼び掛ける。
広瀬さんは「店の中は居心地のいい空間になっていると思う。趣味の部分も大きいが、こだわりの暖簾はぜひ見てほしい」「自分の経験を全て生かせるタイミングでオープンできた。いろんなお客さまと出会える場所にし、日本酒ファンも増やしていきたい」と意気込む。
営業時間は17時~24時。日曜定休。