徳島駅前東エリアで建設中の施設「ダイワロイネットホテル徳島」が1月16日、今年10月の開業を目指し、施設概要を一部発表した。
不動産・ホテル事業の「ダイワロイヤル」(東京都千代田区)が手掛ける同施設は、2013年7月21日に閉館した商業施設「とくしまCITY」跡。施設は、同駅前ロータリー東側に面した地上9階建ての1棟で構成。1・2階には飲食店、物販店など、駅前立地に必要なテナントが出店予定で、現在調整を進めている。
敷地面積は約500坪。昨年10月に着工し、10月中の開業を目指す。ホテル部分は3階にフロントを置き、9階までに約200室を用意する。
かつて駅前周辺でよく遊んだという男性は「とくしまCITYが無くなって寂しいが、新たな建物が建つだけでも人が集まるようになるから、にぎわいづくりのきっかけになってくれたらうれしい」「西新町の開発と連動するようなことになれば」と期待を寄せる。
ロータリーに面した飲食店に勤務する従業員は「商業エリアとして町の景観が新しくなるということは、今の徳島にとっては刺激的なこと。利用価値も必要だが、それよりも新しいものが生まれるワクワク感が先行している」と笑顔を見せる。