徳島・南田宮の「ササクラスポーツ本店」（徳島市南田宮2、TEL 088-679-8822）で3月1日、シドニー五輪女子マラソン元日本代表の市橋有里さんの「ランニングイベント」が開催された。

小雨の降る中、ランニングを行った

　鳴門市出身で、「セビリア世界陸上女子マラソン」「シドニー五輪」などで活躍したマラソンランナー市橋有里さんと、会員制ランニングクラブ「Harriers（ハリアーズ）」（東京都渋谷区）代表でプロランニングコーチの安喰太郎さんを講師に迎え、男女約40人が参加した同イベント。雨天の影響で、同店内での座学に変更されたが、安喰さんの指導の下、参加者はタオルやボールを使った故障予防のための室内エクササイズを楽しんだ。

　3月22日に開催される「とくしまマラソン」を前に、アディダス（東京都港区）と地元企業「笹倉スポーツ社」が販路拡大などを目的に共催。アディダスの担当者は「雨天にもかかわらず、こんなにも集まってくれるのはうれしいこと」と話す。

　座学終了後には雨が小降りになったことを受け、同店裏にある徳島市陸上競技場の外周を1周するランニングを実施。イベント終了後、市橋さん、安喰さんが個別にアドバイスを行ったほか、サインや記念撮影にも応じた。

　参加者の大半は同マラソンへの参加を予定。今年、ゲストランナーとして同マラソンを走る市橋さんは「風邪など引かないよう、しっかりケアしてください」と声を掛け、「徳島は自然が多く、走るにはいい環境が整っている。ランニング熱をすごく感じた。ランナーの皆さんを応援しています」とほほ笑んだ。

　マラソン歴14年で「とくしまマラソン」に初回から参加しているという女性は「ストレッチの難しさと大切さがわかった」と参加の感想を話す。親子で参加した母親は「雨の影響で外を走られなかったのは残念だが、いろいろ勉強になった」と振り返った。