徳島市の「阿波おどり会館」(徳島市新町橋2)4階で5月23日、「もっと阿波おどりを楽しめるアプリを考えるアイデアソン」が開催される。
「アイデアソン」は、アイデアとマラソンを組み合わせた造語。同イベントでは、「もっと阿波おどりを楽しむ」をテーマに、「踊るあほうと見るあほう」、エンジニアが集まり、阿波おどりの新しい楽しみ方や、利便性向上についてチームでアイデアを出し合い、優れたアイデアを競う。
当日は、参加者全員で阿波おどりを踊ることから始め、思い出や魅力などを共有。グループディスカッションを行い、アイデアをまとめていく。出されたアイデアは今夏の阿波おどり開催までに形にする予定という。
主催の「Code for Tokushima」は、今年1月に発足した任意団体。全国約50カ所で展開する「Code for JAPAN」の徳島版。市民が主体となり、立場を超えた人たちと「より良い未来づくりのために、ともに考え、ともにつくる」活動を行っている。4月には、北島町、藍住町のゴミカレンダーのアプリ「5374(ゴミナシ)」を実用化。「Code for Kanazawa」のコードを元に、町単位のゴミ収集データを同団体のエンジニアが編集した。徳島県オープンデータポータルサイト「Our Open Data」で公開している。
同団体代表の坂東勇気さんは、子育てをきっかけに4年前、東京からUターンしたエンジニア。「阿波おどりの4日間、町中がうなるような中で、観客も参加できる『輪踊り』が特に好き」と話す。「当日は阿波おどりをする人たちや、県や市、観光関連の方々など、立場を越えた人たちと輪になり、思いやアイデアを出し合い、阿波おどりの『楽しい』を伝えることができるアプリ開発ができれば」意気込む。
開催時間は10時~17時。参加無料。