徳島で9月11日、個人店中心のサロンを紹介する冊子「Relaxation Ticket(リラクセーションチケット)」が創刊した。発行は、徳島リラクセーション協会。
「リラクセーション」をキーワードに、マッサージや整体、エステティックなどの店舗だけを掲載し、店選びに役立ててもらおうと企画した同冊子。「同業種の大手参入が強まる中、個人店が集まりできることはないか」と考えた「リラクゼーションルーム AQUA」(徳島市)の福島大輔社長が発起人となり参加店舗を呼び掛けた。
紙面には、店舗紹介のほか、各店独自の特典を付け加えるなど工夫を凝らす。印刷費用をまかなうための広告などは一切掲載せず、各店の情報を伝えることに力を注ぐ。福島さんは「お客さまが遠慮する部分は、私たちからすると全く問題のないことだったりする。このように、自分たちが普段営業する中で、思っていることを記事化し紹介していきたい」と話す。
初回掲載店は7店舗。発行部数は1万部。各店の売りや、店舗情報なども紹介する。2~3カ月に1回の定期発行を目指す。「同業者が語る この店のここがスゴイ!」コーナーや、施術を受けるポイントコーナーなども設ける。冊子は、住宅へのポスティングや、約70店の飲食店や美容院などに設置。今後も設置店を増やす予定という。
福島さんは「より詳しい店舗情報を掲載できる冊子での発行を念頭に、掲載店を増やしていきたい」と意気込む。「これを機に知り合った人たちで情報交換や、施術の練習、勉強会なども開いていきたい」とも。 年末には2号目を発行予定。現在掲載店を募集している。