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徳島・東船場に産直市「とくしまマルシェ」常設店-加工品の商品開発も

「おいしい野菜がありますよ」と呼び掛けるスタッフたち

「おいしい野菜がありますよ」と呼び掛けるスタッフたち

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 徳島・東船場町に1月6日、「とくしまマルシェHOME」(徳島市東船場町、TEL 088-657-0052)がオープンした。イベント会社サーブ内「とくしまマルシェ事務局」が運営する。

マルシェロゴを看板にする店舗外観

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 同店は、「生産者と消費者をつなぐ」をコンセプトに毎月最終日曜日に新町川ボードウォーク、水際公園一帯で開かれている産直市「とくしまマルシェ」初の常設小売店。店舗面積は58坪。店内には売り場のほか、店舗外から調理風景が見えるキッチンスペースを設置。店舗奥には事務局を置き、毎月第3週末の東京出張販売やネット販売の物流拠点として活用する。

 店内では、マルシェに出店する約200の農業生産者や加工業者の農産物や青果、加工品を販売。キッチンスペースでは販売する農産物で作った総菜なども製造・販売するほか、調理施設を持たない生産者の「みんなの台所」として、加工品などの商品開発にも活用する。洋風アンティークを意識した内装に仕上げ、店内奥にはしいたけの菌床棚を活用した什器が並ぶ。

 これまで「ゆめタウン藍住店」食品売り場コーナー以外に常設店が無かったことから、「街中で常時購入できるところが欲しい」という利用客の声に応えたいと昨年夏ごろから物件探しを始めた。マルシェ会場へは徒歩数十秒という立地で、近隣住民も来店しやすい場所にあり、飲食繁華街へも近いことから同所への出店を決めた。

 取扱商品は、「セレブの間で人気が高い」という原田トマト「スタードロップゼリー」(1,050円)、阿波市産「これぞ人参」(185円)など、旬の野菜を中心に約1000品を常時取りそろえる。商品には産地や商品名、生産者、耳寄り情報などのPOPを添え情報を伝える。

 レジ精算時には、スタッフが食べ方や調理方法などをアドバイス。利用客の声にも耳を傾け、上がってきた声は直接生産者に伝え品質向上などに役立てていくという。

 この日初めて来店した客は「月1回の開催では行く機会を逃すこともあったが、気軽に立ち寄れるので今後も利用したい」と話す。同店スタッフの若田さんは「今あるアイテムをしっかり紹介できるように心掛けている。お客さまとのコミュニケーションを大事にしている」と意気込む。

 営業時間は11時~19時。日曜・祝日定休。

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