徳島駅近くのホテル「徳島東急イン」(徳島市元町1、TEL 088-626-0109)で4月1日より、「阿波牛堪能ディナーフェア」が開催される。
四国八十八ヶ所霊場開創1200年を迎える今年。徳島ヴォルティスJ1昇格での県外客や、遍路客の宿泊利用増加を受け、1階レストラン「シャングリ・ラ」で提供してきたモーニングやランチ、ディナーを地元食材中心の新たなメニューに変更。新年度となる4月から、その第1弾として同フェアを展開する。
阿波牛とは、同県で生産された黒毛和種の和牛のうち一定基準を満たした場合にのみ呼称が許されるブランド。同フェアでは、「阿波牛すね肉の煮こごり」「阿波牛もも肉の冷製ポトフ」「ごぼうの和風ポタージュ」「お造りカクテル」「阿波牛バラ肉のシチュー」「アラだし茶漬け、香の物」「和菓子」「パン」「コーヒ」など全9品(1,900円)を提供する。オプションとして、「阿波牛ロースのステーキ 和風林檎ソース」(1,100円)も用意。
テーブル上には、藍染めのランチョンマットやコースター、盛り付けの器を大谷焼の梅里窯に作陶してもらうなど、コーディネートにも力を入れ県外客をもてなす。
同館内では1月から、霊場開創1200年を紹介したパネルを1階フロント前や地下2階の駐車場エレベーター前に展示するなど、記念の演出にもこだわっている。レストランでは、月1回最終日曜日に開催する「とくしまマルシェ」に地元野菜を提案してもらうなど、今後は野菜を取り入れたメニューを拡充する。
「県外客に特に喜ばれる」というモーニングでは、愛媛産のミカンをその場で搾るジュースを提供するなど、四国3店舗の愛媛、香川のおいしいものを味わってもらえる取り組みも行う。
総括支配人の佐藤さんは「過去、朝食に『鳴門わかめのしゃぶしゃぶ』などを提供し大変喜ばれた。和洋を問わず地元の魅力を伝えるため、地元で作られたいいものを提供していきたい」と意気込みを話す。