徳島・東新町1丁目商店街にあるカフェ「nyanfflu(にゃんふる)」(徳島市東新町、TEL 088-679-8888)に5月8日、チームラボ(東京都文京区)社長の猪子寿之さんが訪れ地元大学生らと交流した。
同社のホログラム作品を3月29日から常設展示している同店。作品を依頼した「青和(せいわ)」(阿波市)の和泉社長が自らアテンドし県庁などを訪問。18時過ぎに同店を訪れた。
猪子さんが来県することを知った徳島大学・徳島文理大学の学生約20人が事前に店内で待ち伏せ、18時30分ごろの阿波踊りのおはやしを合図に学生たちが店内で歓迎の阿波踊りを乱舞。何が起こったのかわからない様子の猪子さんに事情を説明すると、趣旨を理解し笑顔を見せた。その後、交流会として約1時間30分、大学生たちの質問に答え、展示作品を紹介したり、阿波踊りの魅力について語ったりした。
同社のデジタルアート作品が出身地の徳島で初めて展示されたことについて、猪子さんは「一市民が熱い思いを持って公の場に作品を展示してくれたこと、地元から声が掛かったことがとてもうれしい。今後も何か役に立てるのであればそうしたい」と笑顔を見せる。
この日参加した徳島大学の学生は「行動に移すことの大事さを学んだ。周りにはない刺激をもらった」と話す。別の学生は「いろいろなことができるというのは、今までの経験と知識の蓄積だと思った。自分も理論立てて物事を言えるよう、もっと勉強していきたい」と意欲を見せていた。