徳島・海陽町の「海陽町役場」(徳島県海部郡)で11月15日・16日、中高生向けのゲーム・アプリ開発体験イベント「Life is Tech! TOKUSHIMA CAMP」が開催された。
中学・高校生がプログラミングやiPhone・Androidアプリ開発、デザイン、ゲーム開発を学ぶ機会を提供する同キャンプ。地域活性プロデュースを手掛ける「あわえ」(徳島県海部郡)が、地方の学生と都会の学生の学ぶ環境の格差問題を解決すべく、外部の風を取り入れようと、国内最大級の中高生向けIT教育を行う会社「ライフイズテック」(東京都港区)が展開する同キャンプを招致。日和佐、由岐、海部などの県南エリアから中学生4人、高校生2人が参加した。
参加者たちは「2Dゲーム開発グループ」、「Android向けアプリ開発グループ」に分かれ作業を進行。関西や関東の大学生4人が講師として開発をサポート。あわえからも、インターン生1人が講師に加わった。
自分で立てた開発スケジュールを元に、2Dチームはカーゲーム・音楽ゲーム・スクロールゲーム、Androidチームは端末向け時計アプリ・カウントアプリなどの開発にそれぞれ取り組んだ。休憩時間には「Google Glass」を体験するなどし、最先端技術に触れた学生からは驚きの声が上がった。
参加した学生の1人は「プログラミングは初めてで難しかったが、講師のサポートもあって楽しかった。進学する大学でも今回の体験を生かしたい」と笑顔を見せた。また、別の学生は「意外と簡単にできるものだと思った」とも。
同企画について、あわえの担当者は「中高生に地方の中でどのような技術があれば仕事をしていけるのか、どんな仕事があるのか、それを実体験として知ってほしかった」と話す。ITを講座内容にしたことに関しては、「ITはこれから世界で最も求められてくる職種。参加者たちには将来、ITを通し、海部郡で働いてほしいと考えている」とも。