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徳島・両国橋にもつ鍋「かんの」-BGMは阿波踊りのおはやしで

母親のもつ鍋の味を受け継ぎ提供する、神野さん

母親のもつ鍋の味を受け継ぎ提供する、神野さん

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 徳島・両国橋に11月1日、もつ鍋「かんの」(徳島市両国橋、TEL 088-612-0501)がオープンした。店舗面積は14坪、座敷15席、テーブル4席、個室6席。

店頭掲げるこだわりののれん

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 築地場外市場で海鮮問屋やらーめん店を展開する「若葉」(東京都中央区)で約4年間修業を行い、素材の目利きを学んだという神野洋次さんが開業した同店。徳島へ戻ってからの約2年間、「自宅で母親がよく料理してくれていた」という「もつ鍋」を提供する店の開業を温め続けていたという。

 鍋のスープは、鶏ガラを使った「白湯(ぱいたん)スープ」と「上湯(しゃんたん)スープ」2種類をベースに作り上げる。当初、全ての鍋を濃い味で提供しようと考えていたが、食べるうちに飽きがきてしまうため、コクを出した、あっさり味を提案する。

 メニューは、鳴門の海水から作る鳴門うず塩とかつお風味の和風だしを使った「銀のもつ鍋」、しょう油をベースにあっさり味に仕上げた「金のもつ鍋」、とんこつベースの濃厚な「白のもつ鍋」、数種類のみそをブレンドしたコクのある「赤のもつ鍋」(以上、一人前1,350円)をメーンに提供。もつは国産和牛のものを使用する。

 地元で、小学6年の時から阿波おどりを始めたという神野さん。当時から、歴史ある「天水連」に所属し、「奴凧(やっこだこ)踊り」の「凧踊り」を担当するなど勢力的に活動。今年7月には、皇居内の音楽堂で開かれた、天皇陛下傘寿のお祝いで、男踊りも披露した。

 店内には、阿波踊りの写真を壁にディスプレー。同連の奏でる「おはやし」をBGMとして使用し、店頭には神野さんが踊る「阿波おどりのシルエット」をプリントしたのれんを掲げるなど工夫を凝らす。

 営業時間は18時~23時。日曜・祝日定休。

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