徳島・ふれあい健康館(徳島市沖浜東2)で11月30日と12月1日の2日間、「とくしま福祉機器展」が開催される。
開催は今年で8回目。「ひと・もの・くらしのふれあい広場」をテーマに、障害者や高齢者が豊かに生活するための福祉機器の展示、暮らしに役立つセミナーや高齢者疑似体験などを展開する。
今回は、昨年の9コーナー(移動、ユニバーサルデザイン、住まいの安全、ベッド、お風呂、トイレ、自助具、コミュニケーション、福祉車両)に加え、最新の介護食が試食できる「やわらか食品コーナー」や、歯科衛生士による「高齢者のお口の健康コーナー」を新設。併せて、住宅改修や介護保険、認知症などについて専門家が相談に乗る「総合相談コーナー」も加わる。例年好評のアロママッサージやカラーセラピー体験など、普段忙しい介助者に向けた癒やしブースも充実させるという。
障害を持つ女性向けフリーペーパー「Co-Co Life☆女子部」編集長の大部令絵さんを招いたトークショーも開く。障害のあるスタッフたちによる活気ある企画・制作現場について語るほか、「バリアフリー社会での情報メディアの役割とは」をテーマに、地元タウン誌の編集長や車いすバスケットボール選手らと座談会を行う。
「幅広い方に楽しんでいただけるコンテンツを充実させている。障害を持つ方や高齢者、介護者の方にはもちろん、ケアマネジャーやセラピストなどの医療に関わる人々、障害なく元気に生活している人にも見に来てほしい」と実行委員の中山尚子さん。「それぞれに発見や気付きがあるはず。生活を豊かにするたくさんのサポートがあるんだと分かれば安心できる。将来のための備えを意識できるようにもなるのでは」と来場を呼び掛ける。
開催時間は10時~17時(1日は16時まで)。入場無料。